プログラミングスクールを出てエンジニアになれたとしても私は高卒だし、大卒エンジニアにこき使われた挙げ句に、45歳位で会社から放り出されるんじゃないかなぁ。
ITエンジニアは良くも悪くも実力主義なので、会社に入ってしまえば学歴は関係ないですよ。私の職場でも高卒でバリバリ働いている人もいれば、旧帝大卒でも微妙な人はいます。
こんにちは、つちもぐらです。20年ほどエンジニアをやっています。
これまでの私の経験から、優秀なエンジニアとはどんな人なのか、どうすれば優秀なエンジニアになれるのかを記事にしました。
誰もが納得するような優秀なエンジニアとなると、論文をバリバリと書いているような人になるかと思いますが、そんなエンジニアは大卒でも滅多にいないので、この記事では例外として扱いません。
この記事では優秀なエンジニアを
- 設計のスピードが早い人
- 設計のスキルが豊富な人
と定義します。
圧倒的な設計スピードを誇るエンジニアの学歴は?
設計・開発の現場で重宝されるのは、やはり設計のスピードが早い人です。
ソフト開発エンジニアの能力差は最大で24倍と言われています。ただこの能力差は学歴とは全然関係ありません。身も蓋もない言い方をすれば、持って生まれた才能となります。
ここで私がお気に入りの、ソフトウェアテストの本をご紹介します。ソフトウェアテスト権威の工学博士、高橋寿一氏の著書です。
この本の中で高橋氏は
私が知っている一番テストの才能のある人は専門学校卒で、常に吃りながら喋るかなりドジな人です。ところがテストをお願いすると、実に沢山の、それも致命的なバグを見つけます。
と言ってます。
また高橋氏は
テストエンジニアは学歴とは関係なく最大で10倍の能力差がある。
とも言ってます。
私はソフトエンジニアではありませんが、設計スピードと学歴は比例しないないという話には強く同意します。私の職場では少なく見積もっても最大で3倍はありそうです。
会社もこのような才能のある人を集める事が出来れば一気に生産性が上がるのですが、そのような人を見つけるのは運次第と言う事も分かっているので、色々な人を採用しています。
設計スピードに自信がなければスキルを身に付けよう
設計のスピードに自信がない人は、業務で使うスキルを磨きましょう。
記事の冒頭で優秀なエンジニアの条件に「設計の知識が豊富な人」を上げましたが、そこを目指します。
設計のスピードは才能によるところが大きいですが、勉強を続ける事はやる気と時間とさえあれば誰でも出来ます。
大卒でも勉強しないエンジニアは多いので、意外と簡単に周囲と差をつける事が出来ます。
スキルがあれば、多少仕事が遅くても職場のエンジニアから質問を受ける機会が自然と増えるので、会社でドヤ顔出来ます。周囲の評判も自然と上がるでしょう。
生涯エンジニアを続けたいと思っている方は、多少プライベートの時間を削ってでも仕事に関連するスキルの勉強をする事をお勧めします。その方が安定した人生を送り易くなります。
新しく学んだスキルは早めに仕事で実際に使ってみて、完全に自分の物としていきましょう。
最後に
どんな職場にも圧倒的に仕事ができる人はいるかと思いますが、スピードに関しては先天的な物なので、ある程度の努力をしたら諦めましょう。
ただスキルは時間さえかければ、誰でも身に着ける事が出来ます。
ある程度のスキルを身につけて職場で一目置かれる存在となれたら、言いたい事も言い易くなるので、ワークライフバランスの取れた快適なエンジニアライフを送る事が出来ます。
私も仕事は早い方ではありませんが、それなりにスキルを取得しているので、職場では誰に文句を言われる事も無く、結構自由に仕事をしています。
逆にスキルを磨いてこなかったエンジニアは、50歳を過ぎても若いエンジニアに顎で使われる事となります。良くも悪くも実力主義です。
ITエンジニアを目指すのに学歴は気にする必要はありません。ただエンジニアになった後でも技術の勉強は怠らないようにしてください。
そうすればストレスが低くて働きやすい職場を手に入れて、そこで働きづづける事が出来るでしょう。
皆さんが快適なエンジニアライフを送れますように。